介護職員が転職を考える理由に、激務や休みの取りにくさの問題などがあります。
転職後、同じような理由で再び転職を考えることにならないよう、あらかじめ自分の希望を明確にしなくてはいけません。
労働時間や休日については、希望通りの時間で勤務できるか、残業は頻繁にあるのか、希望休は取れるのか、育児に対しての理解はあるかなどをチェックしましょう。
労働時間は、残業や休日出勤が頻繁だったり、希望休があまりに取れなかったりするのは、その施設が慢性的な人手不足の状態だからかもしれません。
もしくは、介護記録がすべて手書きだったり、すべての介護をロボットに頼らず人の手で行う介護施設も、残業や休日出勤などの過重労働が発生しやすいようです。
人と人の結びつきやつながり、温かみなどが強く求められる介護の仕事ですが、介護職員も人間ですから無理な働き方は続きません。
介護記録はタブレットで行い情報共有を円滑化したり、介護職員の腰痛の原因になる移乗時や入浴時の介助などは介護ロボットを頼るなど、できる限りの柔軟な対応が必要でしょう。
そうすることで介護職員は過重労働を回避でき、休日をしっかり取れるようになり、介護施設側もいわゆるホワイト施設になることができます。
介護職員が休日をしっかり取れるとリフレッシュでき、結果的に利用者に質の良い介護サービスを提供できるという良い循環が生まれます。
介護職員が十分に休める体制が築かれているか、ICT化なども積極的に取り入れている施設かをチェックするのも、転職成功のポイントと言えます。